大家さん・入居者向け <自分でできる> 水回りの詰まり対策のポイント②

※自分でやると更に状況悪化しそうなときは、専門業者さんにご相談を!

1.洗面所の詰まり対策ポイント

(1)毎日少しずつ、確実に溜まっていくつまりの原因

 洗面所の詰まりの主な原因は顔を洗う際に落ちる皮脂や髪の毛、また石鹸のカスなどです。これらは毎日、少しずつ、確実に溜まっていくものであるため、定期的な予防をしておく必要があります。こまめにヘアキャッチャーに溜まった髪の毛を取ったり、パイプクリーナーを使用するのも効果的です。

(2)女性は特に注意が必要

 特に女性は髪の毛が原因で洗面所が詰まることが多く、洗面所でシャンプーをする習慣のある方などはなおさらです。また、ピアスなどのアクセサリーや小物類を落としてしまうことにも注意が必要です。落とした物自体が詰まりの原因になると共に、そこに髪の毛が絡むと、より詰まりの原因となります。

2.浴室の詰まり対策ポイント

(1)洗面所の詰まりの原因と類似

 浴室の詰まりの原因は洗面所と同じく皮脂や髪の毛、石鹸のカス、加えてリンスやコンディショナーなどがあります。毎日欠かせない入浴時に溜まっていくものですので、こちらも定期的な詰まり予防が大切です。特に、ヘアーネットは確実に設置しましょう。髪の毛が球状に絡まって、詰まりの原因になっていたというケースもあります。

(2)ユニットバスは構造が特殊で注意が必要

 特にユニットバスは構造が特殊であり、排水溝の奥までパイプスティックなどを届かせることができない場合も多いです。そのような時は速やかに業者に依頼するべきです。自分でできることとしては、ラバーカップで水圧をかけたり、パイプクリーナーを流し入れたり、ということになります。無理にユニットバスを分解することはやめましょう。

3.洗濯機の詰まり対策ポイント

(1)衣類の糸くずやほこりが詰まりの原因に

 「洗濯機の下から水が溢れてくる」 「洗濯機がエラー表示されたまま動かない」などの洗濯機の不具合は、排水口の詰まりが影響している可能性があります。その詰まりの原因は洗濯の際に衣類から出る糸くずやほこりです。糸くずキャッチャーや排水トラップをこまめに掃除しないと、詰まりやすくなってしまいます。

(2)ドラム式洗濯機が詰まりやすい

 縦型の全自動洗濯機より、ドラム式洗濯機の方が詰まりやすくなります。詰まり予防としては、ドラム式洗濯機のホースを外し、ほこりを取り除くことが有効です。また、洗濯機が傾いていることもあり、これも詰まりの原因になります。排水ホースが長すぎると、曲がった部分にゴミがたまり易くなるので、詰まった際はホースの交換も検討しましょう。