定期的な水道管内の内視鏡検査を推奨します!

1.水道管内の内視鏡検査とは

ファイバースコープなどを使用して、外部からでは確認することのできない給水管や排水管内部の状態を観察するといった、配管内の汚れや劣化・腐食状況、閉塞状況などの不具合箇所を確認するのに効果的な検査方法です。

従来では給・排水管の調査をする際には壁や床を壊したり、大きな穴を開けたりする必要があり時間とコストがかかっていました。しかし、内視鏡を利用することによって手軽に、安価に検査ができるようになりました。

2.内視鏡検査の必要性とタイミング

アパートやマンションの給・排水設備の劣化は住環境にとって大きな問題となります。特に排水管の劣化は異臭や詰まりなどといった状態が発生して居住者にとって大きな困りごとになるので、平素からの点検・対策は非常に大切です。

特に、以下のような状態が居住者から報告された時は、アパートやマンション全体の問題として給・排水管の点検を実施するようにしましょう。

<給水管の場合は>
状況①※:赤水が出る
状況②:急に水の出が悪くなった

状況①※:昨今の配管はライニング鋼管や樹脂管が主流となっており、赤水が出る前に漏水することがほとんどです。一般的な配管寿命は25年~30年以上程度に漏水することが多いとされておりますので赤水が出ていなくとも築20年以上経過の建物は内視鏡点検を推奨しております。

<排水管の場合は>
状況①:トイレが詰まりやすい
状況②:台所や洗面所、浴室などの排水の流れが悪い
状況③:排水口から異臭がする
状況④・排水管から異音がする

3.内視鏡検査の実施個所

排水管の調査は、<各家庭の専有部>と<マンション全体の共有部>の2つのエリアについて調査をすることが望ましいとされています。ちなみに、主な調査エリアは以下になります。

◆専有部…キッチンやユニットバスの排水管
◆共有部…汚水管(※1)や雑排水管(※2)

※1…一般的にトイレの排水管
※2…一般的に台所・洗面所・洗濯・浴室と4カ所の排水が流れる管

4. その他、内視鏡検査の注意点

●給水管の調査は断水が必要になります。なお、断水の範囲は調査の内容やマンションによって異なります。
●マンションの場合、管理組合理事会などで事前に検査の承認が必要になります。